日本で初めて年賀切手が発行されたのは、昭和10年12月1日です。
この年賀切手は昭和11年用で、中央に渡辺崋山が描いた「富嶽之図」が採用され、
四隅に松竹梅の模様を配し、菊花の御紋章が入った紅色の切手です。
100面シートや20面シートも作成され、逓信省構内郵便局で通信販売もされました。
また、初の年賀切手の発行に合わせて、
年賀郵便にふさわしい図案の通信日附印の形式も定められました。
この切手は、年賀特別郵便規則によって、年賀特別取扱期間中には、
特別取扱以外の年賀郵便には使用できませんでした。
年賀切手は、当時、私製葉書を使用して年賀の挨拶状を出す人が大半を占めていたことから、
私製葉書の年賀用として発行されました。
また、当時、年賀郵便物の取扱数量が年々増加して約8億通にも達し、
しかも年の暮からお正月にかけて殺到するので、
早期差出しの奨励の一つとして考えられました。
年賀切手のアイデアは、メダルなどに特異な技を使い、
彫芸の新しい分野を開拓した彫刻家の日名子実三氏によるものです。
●昭和11年の出来事
02.09
ガソリン不足で、木炭と薪で走る木炭車の生産が始まる
三菱重工業株式会社、木炭自動車の製造を開始
02.26
2.26事件 高橋是清暗殺
国の株式・商品市場が一斉に休会
03.06
チャップリン、2度目の来日
04.18
外務省、国号を「大日本帝国」とし、元首称号を「皇帝」から「天皇」に統一
05.29
自動車製造事業法が公布され、国産化が推進
08.01
第11回オリンピック・ベルリン大会開催
09.25
全国地方銀行協会設立
10.05
立教大学登山隊、ヒマラヤ初登頂に成功
11.17
渋谷に日本赤十字病院が完成
12.12
D51型蒸気機関車の生産開始
年賀切手 昭和11年 富士<渡辺崋山>
発行日:1935.12.1
未使用評価 5,000円
使用済み評価 60円
未使用評価(20枚シート) 180,000円
使用済み評価(20枚シート) 190,000円
レア度:★★★
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