適当に箱に入れているだけでは切手同士が貼りついたり、やけて変色したりしてしまいます。
裏面に糊がついている切手を集めるには、正しい切手の収集方法があります。
切手を指で触っていると汗や指紋により、汚れ・変色の元になってしまいます。
切手用のピンセット(数百円くらい)なら、先が平たいので切手を傷つけずに
つかむことができ収集には非常に便利です。
切手は基本的に小さいものなので、
例えば古くて印刷が粗いものや、小さな記号が入っているものは
肉眼ではなかなか判別が難しい場合もあります。
(同じデザインの切手に「イ」「ロ」「ハ」「ニ」
「ホ」「ヘ」「ト」など記号が入っているものもあります。)
ルーペがあれば簡単に判別ができ、
また偽物を見破る時も活躍が期待できます。
やはりどの種類の切手が発行されているのかを知るためにも
カタログは必要です。
日本切手、中国切手、アメリカ切手など、国ごとにカタログは制作されていますが
あまり人気のない国の切手は数年に1度しか発行されなかったりするために
なかなか入手困難です。
日本切手であれば毎年いくつかの出版社から発刊されているので
いつでも購入可能です。
文房具屋さんで見ることも少なくなってきましたが、
今では楽天やアマゾンなどのネットショッピングで購入することができます。
百貨店にコレクション用の切手を売買するお店がある場合もありますので、
そこでいろいろな切手やグッズをみるのも楽しいですよ。
バインダーで1枚1枚のシート(リーフ)を挟むものもあれば、
1冊の本になっているものもあります。
当店では、シートの部分が黒いものをお勧めします。
当店が買い取る切手では、黒いシートに入っている切手が保存状態が良いです。
紙質にもよりますが、通気性や遮光性などが良いと考えられますね。
有名なボストーク社のコレクション用アルバムは、
年代によってどこにどの切手を入れたらいいのかがわかるため、
非常にきれいにまとめることができます。